食べたもので僕の身体も心も出来ている

食べたもの呑んだもの記録

横山大観展@東京国立近代美術館

ペットボトルを捨てようとコンビニのゴミ箱へ向かうと、ゴミ箱の前にスーツ姿の男性が立っていて携帯電話で話していました。
すんませんねぇと会釈してペットボトルを捨てようとした時、電話口で話す声が聞こえてきます。
「ワカタカと一緒じゃん」
ワカタカ?若貴?若鷹?一緒?何が?
気になって仕方がありません。

以上、今日の雑感でした。


ある日の夕方

横山大観展」@東京国立近代美術館・竹橋
http://taikan2018.exhn.jp/

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会場に入る。
しばらくぼんやりとした絵が続く。
ヘタウマと言われる理由がわからんでもない。
(もちろん実際には上手いんだけど)
う〜ん・・・と思い始めたところで、前半のクライマックス

「秋色」

緑黄橙のグラデーション、槇と蔦、鹿が食べる実の群青色が鮮やか
しばらくこの絵の前から動けない。

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その後はまたなんとなくぼんやりとした感じ、早めに後半のクライマックスがやってくる。

「夜桜」「紅葉」

照明の効果も相まって目の前に浮かび上がる幻想的な「夜桜」

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水の流れる音・紅葉が揺れる音・鳥のさえずる声が聞こえる「紅葉」

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ベンチに腰掛ける。
目で観ている筈なのに、音が聴こえる。空気や匂いも感じる。
降り注ぐ太陽のように、カラダ全体で絵を感じる。

この展覧会、私にとってはこの3点に尽きる。
生々流転の魅力はまだ見い出だせない。
群青富士を観られなかったのが残念。
5月27日まで

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