食べたもので僕の身体も心も出来ている

食べたもの呑んだもの記録

THE BODY 究極の身体、完全なる美 大英博物館 古代ギリシャ展@国立西洋美術館 (2011.09.22)

ニュートンは、絶対時間や絶対空間を前提に様々な物理法則を発見してきた。
時間や空間は、他の何物とも無関係に絶対的に存在するもの、不変なものと考えられた。

それに対して、時間や空間は絶対的なものではなく、決して不変ではない。
そこからスタートしたのがアインシュタインであり相対性理論
不変と思われることも実は不変ではない。

しかし、この像を観ると、不変なもの絶対的なものが存在する、そう思わずにはいられない。

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アフロディテ(ウ゛ィーナス)像】

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原作 紀元前4世紀
2400年前の美人像
今観てもゾクゾクするほど綺麗だ。
肩周りはしっかりしており、太股も結構太いが、多くの男はこういう女性が好きだと思う。
このアフロディテの、きめ細やかな肌と緩やかな丸みを帯びた曲線

円盤投げ(ディスコボロス)】

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紀元2世紀(原作紀元前450年ー440年)
素晴らしい。
肋骨や、踏ん張る足の指先、手の甲や二の腕に浮かぶ血管まで。

この彼はまだ青年だろうか?
無駄のない、綺麗なカラダつきだが、どことなく線が細い。
筋肉の隆々とした、鍛え上げられたカラダも美しいが、一切の無駄を排したカラダまた美しい。

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観客が多く、小さな彫像、レリーフや壺絵などあまり観られなかったが、この2作品で充分

人間の身体こそが、美の極致

そう考えた古代ギリシャの人々がたどり着いた理想の美

人類史上最も美しいと評されるギリシャ美術は、今もなお、美の基準として不動である。

「THE BODY 究極の身体、完全なる美 大英博物館 古代ギリシャ展」
http://www.body2011.com/index.php

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