食べたもので僕の身体も心も出来ている

食べたもの呑んだもの記録

相原求一朗の軌跡ー大地への挑戦ー@川越市立美術館

Eテレの日曜美術館を観て、どうしても観てみたいと思った。

【生誕100年 歿後20年 相原求一朗の軌跡ー大地への挑戦ー】@川越市立美術館
http://www.city.kawagoe.saitama.jp/smph/artmuseum/tokubetutenji/2018-04.html

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印象的な1枚

「風景」(1962年)

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北海道の狩勝峠である。
絵の前に立つと寒々しい風景が目の前に広がるから不思議だ。

ヨーロッパの芸術運動であるアンフォルメルアメリカのアクションペインティングは日本にも大きな衝撃を与える。
抽象絵画が一世を風靡すると、絵画とは何かという命題と自身が描きたいものとのギャップに混乱し、彼はスランプに陥る。
「風景」はそこから脱するきっかけとなった作品である。

「抽象か具象かなどと悩んでいたことが、いかにも瑣末なことだったと痛く考えさせられた」

抽象も具象も無い。
描きたいものを描きたいように描く。
絵の話だが、その本質は絵に限ったことでは無い。

第1部は1970年代までの作品を展示
第1部と2部は1点を除いて全て入れ替わる。
第2部は1980年代から晩年までの作品が展示される。
今回通しのチケットを購入して正解だった。
第2部も楽しみだ。

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